ある日家に帰ると、母親が妙にシンネリとテレビを見ている。「ん!?」
と思ってみたら、韓国ドラマ「美しき日々」。もう何十回と見ている代物だ。
ビデオ屋に行くと、これは以前に借りてらっしゃいますよ。などと教えてくれるが、
ものすごくしつこく借りているので、さすがにもう何も言われなくなったらしい。
ビデオ屋には激しく通っている。絶対に顔は覚えられていると思う。
そして夕食が終わると、イソイソとまた再生。今回は吹き替えで見た。
私としては字幕の方がいいのだけどね。イ・ビョンホンだもの。声もいいのだ。
イ・ビョンホンは私にとって、昔の男。大きく出たものだが、そんな感じ。
それでも引き込まれるように見てしまったが、日本語で聞くと、せりふがくさい。
「人を愛するということは、海の水を飲むようなものだ。」「くっさーー!」
「なんじゃそれは、しょっぱいってこと??」
以前はあんなに真剣に見ていたのに、マイブームが去り、こんなに茶化すことが
できるようになった。そしてこの二人は海辺のものすごい貧乏な民宿で一夜を
明かす。2000万はするベンツで海に乗りつけ、あの民宿はなんだ。
そして一夜を明かすったって、何をするわけでもない。
「おいおい、それはないだろう。あんなに思わせぶりにして、何もしないのか。」
おばさんは怒っている。ブツブツ怒りながらもつい見入ってしまう。
このイ・ビョンホンのキスシーンはなかなかどうしてステキなのだ。
これにやられてしまう。然し、50の女と80近いばあさんがキスシーンを、
固唾を飲んで見守っているというのは、冷静に考えるとかなり気味が悪い
光景かも…。
今が何巻目かわからないが、これから延々とドロドロの世界が続くのだ。
この「美しき日々」も、韓国ドラマのお約束である、出生の秘密。不治の病
そして恋のさやあて、恋のさやあてってフレーズを書く私もどうかと思うが、
必ず愛し合う二人の間に面倒くさい男か女が登場する。
今回は男だが、これがしつこい。いい加減にもうお前はすっこんでおれ!
と何度も怒り、そして女の方もあっちへ行ったりこっちへ行ったりするものだから、
又しても怒る。韓国ドラマは怒りとイライラとの戦いである。
それでも見ずにはいられない。麻薬のようなものである。
この「美しき日々」はまだいい。ハッピーエンドなのだ。
ところが、韓国ドラマはそうでないものも多い。必ず出てくる不治の病
これにやられて、突然ヒロインが死んじゃったりするのだ。
これはかなわん。あんなに怒って、イライラして、あげくはこれかよ!
もうやるせなくて、怒りのぶつけようもない感じなのだ。
たまにビデオ屋に行くと、ちょっと新作でも!なんて思うけど、
あのドロドロを考えると、それに耐えるエネルギーがない感じ。
それにしても、韓国ドラマ、だいぶ離れていたのにいくらでも語れる。
まだまだ語れるけど、この辺でやめておこう。