休み第2弾、テーマは撮影である。昨日の今日で疲れてはいたが、朝からの
好天。これを逃してはならん!ということで写真を撮りにいった。tvkのオンエアは
8月3日である。もう待ったなしといった感じなのである。
棚田を撮りたかった私、ネットで検索し、関東棚田百選に選ばれた「大山千枚田」
に行ってみることにした。場所は千葉の安房鴨川である。
朝9時ちょい前に家を出た。以外と順調に電車の旅は進み、然し東京駅の京葉線
って遠いし、案内が少なくてちっともわからない。何とか蘇我からわかしお号に
乗り、気分は旅だ。駅で何か食べよう!!って思っていたけど、鴨川駅に1時6分
着。いかーーーん、昼すぎてしまう!食べられる時に食べておかねばと思い、
電車の中で、あさり弁当(渋い!)なるものを食し、鴨川に到着。
鴨川には鴨川ランドだっけ?を擁している駅とは思えないさびれぶり。
何にもないのである。「良かった!電車で弁当食べといて」思わずつぶやき、
早速に棚田行きのバス、これがまたさっぱりとわからん。交番で聞き、
ようやくわかった。そしてバスの待合所に行くと、バスがない。
どっひゃーーーー!14時過ぎまでない。ネットに13時台にあるって
のっていたのに。そして見つけた観光案内所。そこで聞くと、14時15分のバスはね、
学生のいる時期だけ、夏休み中はありません。次は15時20分ですよ。
「えーーーー??マジですか?」度重なるショック。ここまで来て、この体たらく。
既に棚田は捨てかけ、「他に写真を撮るようなとこ、ございますか?」
パニくると丁寧な女になるのだ。答えは「海くらいですかねーー。」
海は昨日まで行っていたのだ。考えたら、東京湾をはさみ、あっちの半島と
こっちの半島の深いところ2箇所。何をやっているのか。
絶望感に苛まれたが、ここに来るまでに既に3000円は費やしている。
「空手では帰れない!」気を取り直し、まぁ行って帰って来れないことは
ない。というわけでバスを待つことにした。タクシーという選択肢もあるが
バスで30分のところ、バスで行ったら?と考えるだけで恐ろしい。
日頃は年中タクシーに乗る女だが、一度に何千円も払いたくない。
元来ケチな女なのである。
そしてこの駅には何もない。喫茶店1つ見当たらないのである。
仕方がないので、バスの待合所、ここは冷房もばっちり、そして何という
ことか、狭い室内にでっかい灰皿スタンドが2つもある。
すごい!この時代にいいのか?うちの県知事松沢君に見せてやりたい感じ。
そして待つこと約2時間半。持ってきた本は最近凝っている堂場瞬一の
刑事もの。ちょっとしか読んでいなかったので、大丈夫だろうと思ったら
もうちょっとで読み終わってしまう!!まだまだ長い道中である。
どういうわけか近くにあった本屋で週刊新潮を購入し、これでもたす
ことにした。そしてようやくバスに乗ると、言っては何だが田舎のバス。
排気ガスがバスの車内にもおびただしく入ってくる。苦しいのである。
喘息の再発を恐れたほどだった。
そしてバスの中がうるさい、バスの音で、案内が聞こえないのである。
慌てて前に移動した。ここで降り場を間違えたら元も子もない。
運転手に私は「釜沼で降りますから!」宣言をしておけばよかったと
本気で後悔しつつ、ものすごく集中して乗っていた。待合所でもらった
バスの時刻表と停留所を厳しくチェック。半世紀近くバスにのっているが
これほどの集中して乗った覚えはない。そんな集中の中、今度は子どもの
一団が乗ってきた。また聞こえないのである。集中のあまり厳しい表情に
なっていたと思われるが、そろそろと思われるあたりで、子どもの手をつかみ
「次はどこ??」「釜沼。」「おーーー釜沼!」長い緊張の末の安堵。
妙なおばはんの過剰な反応に、子ども達はちょっとドンビキの様子だった。
とにかく何とか着いた。バスを降りると結構な田園地帯、「大山千枚田」と矢印が。
ようやく着いた。これが4時ちょっと前。友達に途中メールをしたら、「えーー?
まだ着いてなかったの?」当然の反応である。私だって、今なんでここにいるの
だろうと繰り返し思っていたし…。
案内によると20分は歩くという。全く逃げ場のない激しい陽射しの元
歩き始めると、車がブーーと来て、女の人が私に、「農水省の方ですか?」
「へ?」と聞き返すと、「違った、んな訳ねぇ」みたいな感じで、同じ質問を
私の後ろの一団に、そういやこの場に似つかわしくない3人のおっさんが
一緒にバスを降りた。そして、その人たちを乗せ、ブーーっと行ってしまった。
当たり前だって、こんなラフな服着て、足元なんかゴムぞうりだもん。
そんな女がいくら何でも農水省の役人のわけがない。
こんな女に日本の農政任せられるかっての。
そうして、たった一人残された私、激しい陽射しとせみ時雨の中、
トボトボ、ペタペタ。(ゴム草履の音)歩いた。気がつけば登っている。
何だか、怖い、熊はいないだろうけど、猿くらいは出てくるかも…。
トボトボ、ペタペタ…延々と続く道、一体棚田は?
そして歩くこと30分。大山千枚田。やっぱりキレイ!

以上、棚田3連発。まさにオールグリーン。美しかった。
でもこれだけ、これでよかったのか。田んぼというからにはあまがえるの
一匹も期待したが、見かけなかった。トンボは見たけど、あの炎天下
トンボを追う気持ちにもなれず、ホントに田んぼだけ撮ってきた。
頂上で訳もなく一服し、帰ってきた。 またここでオチオチしていられない。
帰りのバスがある。写真を撮りながらかえるので40分見て、帰ってきた。
駅についたのは6時。京葉線の事故でわかしお系が止まっていたらしく、
普通で帰ってきたが、これが遠い。買った週刊新潮は隅々まで読んだ。
サラリーマン川柳だか何だか忘れたが、そんなところの評まで読んで
しまった。そして9時に東京に着いた。
東京に着くといつも呟く、「東京だよおっかさん」なんて言葉も出ない
ほど疲れた、体は冷房でヒエヒエで、もうちょっとで凍死寸前だ。
迷ったが、とにかく東京でおり、ご飯!!!
最近、食べすぎだし、ダイエットを考えていっそ抜いてしまおうかと
一瞬よぎったが、すぐに撤回、黒塀横丁なんてところに行ってみた。
冷え切ったこの体におでんとビール!!と思ったがさすがに一人ではね、
結構な飲み屋横丁にかなり惹かれたが、中華にした。
プリプリ海老の石焼ガーリックチャーハン。
もちろん。中ジョッキも。ホントにお疲れ様な1日だった。
家に着いたのが10時。夕食は食べたにも関わらず、一風呂浴びて
またビール飲んじゃった!!